お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
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「用意できたか?」
待ち合わせた玄関前のホールに現れた萌に話しかける。
「う、うん…」
萌は恥ずかしそうに俯いている。
「ほら、ちゃんとこっち来て見せろよ」
「ひゃ///」
手を引くと短いスカートの裾が揺れる。
「似合ってるじゃん」
クスッと自然と笑みが漏れた。
白いレースのワンピースに
リボンのついた靴という格好。
それは萌の好きなブランドのものから俺が選んだ奴。
使用人に頼んで今日着せてもらえるように用意したもの。
いつものメイド服以上に甘めな格好だから照れてるらしい。