お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

桐生は嘘なんかついていない。


さっきの態度を見ても


今のこの目を見てもわかる。


けど…


今あたしの頭に浮かんだのは


あの人の笑顔だった。


叶わない恋だとしてもあたしは恭ちゃんが好き。


それはどうしようもない事実で。


だから…


あたしは静かに目を閉じた。


「ごめん…なさい。」

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