お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「おはよっ、友ちゃん!!」

「おはよう萌。」


クラス中の視線を感じながら席に着く。


あたしの顔を見るなり友ちゃんは慌ててかけ寄ってきた。


「萌、顔色悪いよ。マジで大丈夫?」


「うーん……多分。」


「多分って…。まあ色々あって大変だと思うけどさ。」


あの事件の後友ちゃんには電話をかけて全てを話した。


面倒くさいとか言われるかと思ったけど友ちゃんは凄く心配してくれている。


あたしがこういう状況になっても変わらず傍にいてくれるし。


ツンデレなだけでほんとはすごく優しいんだよ、友ちゃんは。


さすがあたしの親友。


「青い顔してるくせになにニコニコしてるの、気持ち悪い。」


「あー…ハイ、すみません。」


ツンの要素が多すぎるのは相変わらずだけど…


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