大人の世界

1




部屋に戻り、 すっかり目が覚めた私たちは、

買ってきた食べ物を、それぞれ手に取り、

たあいもない会話をしながら、食べた



「ゆきみちゃん、なんでアツシなんかとおる ん?」

「え~、だって便利やもん。アシになってく れるし、お金出してくれるし。」

「そうなん?」

「あんなやつとおらんと、オレとおろうさ。 」



(ズキッ)

心が、

こうなった・・・・・・



「アハハ~!」

「考えとくわ!でも、キュウキさん彼女おる んじゃないん?!」

「おらんわ~!」

「ゆきみちゃん、なってくれる?」



ズキッ!・・・・・・・・・

また、心が・・・

チクッと、何か刺さったみたいに、 痛くなったー



そんなこという「キュウキ」がムカついた

これは、「嫉妬」だと、 分かった・・・



「まじか~、あたし?!」 「・・・・・キュウキさん、あたしより、ゆかの がタイプやろう?」




(え!?・・・)

ドキッとした

なんでそんなことゆうん?!・・・ 瞬間、そう思った

・・・・・・!!。




少し、間をおいて、 「キュウキ」が、

「ゆかちゃん、子供やしな~。」


ふざけ半分で、そう言った

ゆきみの知らないはずの、 "あの時"を、よぎらせるかのように



私は焦って、 「子供じゃないし!」

「そぉ?」

「なんで子供ねん?」 ゆきみが、言った



「だって、・・・ねぇ?」

「キュウキ」がこっちを見た


やだ! ゆきみに、気づかれる!

「キュウキ」が笑いながら、



「冗談!そうゆう、すぐムキになるところ! アハハ~!」




もぉ~!・・・

全部「キュウキ」のペース! 私はゆきみと、「キュウキ」に置いてかれた ような気になった



しばらく、そうして話してた 3人で・・・

少し、日が傾く頃まで・・・








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