君とタイムトラベル☆~過去からの手紙~
彼女が見付けたのは死体ではなく...
「ここでいいかしら?」
着いた場所は家から数十メートル離れたこの変では少し大きな公園。
ここはあたしが子供の頃よく遊んでいた場所で。
霧島から逃げて拓登と遊んでいた場所でもある。
中に入ると小さな子供たちや、その母親と思われる達、お散歩中のご老人など、たくさんの人が利用している。
遊具も多彩で、ブランコやお砂場、大小二つの滑り台、鉄棒なんかがある。
その奥の道をずっと行くと小さな丘があり、そこに一本桜の木が立っている。
ここなら何かが見つかるかもしれない。
そんな事を思いながら丘を目指す。