君とタイムトラベル☆~過去からの手紙~
な..
何言ってるのこの人。
そんな事が通用すると思ってるの?
拳を作ってきつく拓登を睨む。
「何言ってるのよ!!この手紙を見付けたのはあたしよ?第一拓登は知ってるでしょ?あたしの信念、興味あることは..」
「知ってる、十分知ってるよ。だから俺一人に行かせて欲しいんだ!」
思いがけない拓登の言葉に、ひるんでしまう。
「どうして?拓登は..拓登はあたしの事、一番理解してくれると思ったのに..」
「そうだよ、俺が一番理解しているつもりだった。でも気付かされたんだ。あの人に..」
なに?
「あの人、って誰?」
「とにかく!この件は俺に任せて、王麗さんは」
「嫌、絶対に嫌!!!」