君とタイムトラベル☆~過去からの手紙~


物凄い大きな声にあたしと拓登は驚いて振り返る。


「あ、あぁ!!!」


多分、指差した時点で霧島に怒られるなんて思ったけど。

でもついやってしまう。


だって、だって!!


「拓登!!第一江戸人発見だよっ!!」


興奮気味に叫ぶ。


だってだってだってっ!


髷なんてドラマでしか見たことないもん!!


しかもこの着物の上に着てる、黒い羽織みたいなものもテレビで見たわ!


「王麗さん落ち着いて」


何でこんな時も冷静なのよ、こいつは!


あぁデジカメ持ってくれば良かったわ。




「聞いておるのか、お主たちは何者なのだ!!」
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