モノクロ~光の導く方へ~
☆荒瀬翼☆

海翔と別れ、自分のマンションに着いた。

(今日も会えなかったね…お母さん)

家に入っても、誰もいない。

翼は独りでマンションに住んでいた。

「…光、久しぶりに見た」

いつからだろう…

自分の目に見えるもの、全てがモノクロに見えるようになったのは…

光も感じず、暑さ寒さも感じにくくなったのは…

いつからだろう…


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