モノクロ~光の導く方へ~
自分でもよく分からない。
何でそんなに翼が気になるのか…
この胸の痛みは何なのか…
「お~い海ちゃん?何かさっきからおかしいぞ」
確かに俺は、おかしいかもしれない…
あいつに出会ってから、気付けばあいつのことばかり考えてた。
「海ちゃ~んシカトすんなよぉ」
「…シカトしてねぇよ!!つか、泣きまねするな(笑)」
翼からなんとか目を逸らし、泣きまねをする陽に笑顔を向け頭を叩いた。