モノクロ~光の導く方へ~
5分ほど歩くと、少年が言うたまり場に着いた。
潰れたゲーセンのようなたまり場へ入ると少年は、少女を無理矢理シャワー室へと押し込んだ。
「ほら早く入って来い!!風邪ひくだろうがっ!!タオルと着替えはこれな。俺のだから、でかいけど我慢しろよ」
「……」
少女は言われるままに、シャワー室へ入りシャワーを浴びた。
シャワー室から出ると、少年は扉横の壁に凭れて立っていた。
「……」
少女に気付くと、笑顔を向けた。
(…光?…太陽みたい)