モノクロ~光の導く方へ~

「おっ出たか?俺も入ってくるから、部屋で待ってろ。2階の突き当たりだからな」

それだけ言うと、さっさとシャワー室へ入って行ってしまった。

「……」

少女は階段を上り、少年に言われた部屋へと向かう。

部屋へ入ると、ソファーに座り何をすることもなく、壁を見つめていた。

しばらくすると、少年が部屋に入ってきた。

「よしっ!!ちゃんと待ってたな!!」

少年は少女の前に座り、にこやかに笑いかける。

「……」(この人の笑った顔…やっぱり太陽みたい)



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