セカンド・サラン~年下君に恋して~
「水木愛!その後、どやねん?」

 北原君から電話があった。

「うん。」

「なんか元気ないやんけ。

 その彼氏って奴に会わしてくれるんやなかったんかい?」

「それが・・・ケンカしちゃって。」

「だから、お前が年下なんて、無理やってんの。」

「・・・」

「そのー、友達でもなんでもええよって、

 しばらくオレと付き合わへんか?これマジ。

 やっと言えた。」

「北原君・・・」

彼に頼りたくなった。

誰よりも私とタクミを知っていて、

そんで、近くにいてくれて・・・



 
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