セカンド・サラン~年下君に恋して~
結局、ビールとミネラルウォーターを買って、家に帰った。

「愛さんち、久しぶりー。

 あれ?前となんか違うー。」

酔ってるのに、変なとこ敏感…

「うん。ちょっと片付けて、もの減らしたんだ。」

「僕のもの、もうなんにもないの?」

「無いかな。」

「えー、じゃあ今日は僕を置いてっちゃう!」

「は?」

「んー、もう寝る…」

「ジョンフンてば、そのまま寝ないでよ。」

ジョンフンは、上着を脱ぐとベッドに倒れこんだ。

こんな子だったんだ。

私、面倒みきれません…

ジョンフンをそのままにして、シャワーを浴びた。

出てくると、ジョンフンは、寝息をたてて、完全に寝ていた。

何なのよ。

すっかり気を許してくれちゃって。

私は、どこで寝よう?

ベッドのまん中にいるジョンフンを隅に動かそうとした。

ダメだ。動かない。

ソファーも処分してしまったので、床に寝てみた。

もう、ムードも何もあったもんじゃない。

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