セカンド・サラン~年下君に恋して~
「私、すっかりやり方忘れちゃったわ。」

「試合じゃないんだから、

 来た玉を打てばいいよ。

 いくよー!」

「えっ、はい。」

ジョンフンはサーブの構えをとった。

バシッ!

「ジョンフンの意地悪!

 あんなの打てない。」

もしかしてかなり上手いの?

「へへ。ちょっと見せたかったんだ。

 今度は、ゆっくりいくよー。」

ポーン。

パシッ。

「あ、ネットにかかっちゃった。」

「次、いくよー。」

「はい。」

鬼コーチのちょっとやさしい版?

パン!

「あ、打てた。」

「そうそう、そんな感じ。」

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