セカンド・サラン~年下君に恋して~
しだいにコツがつかめてきて、

ラリーができるようになってきた。

そうなると、体はへとへとでも、

なんだか楽しくなってくる。

「ちょっと、休もうか。」

ベンチでスポーツウォーターを飲んだ。

「ジョンフン、なんでテニスのこと黙ってたの?」

「驚かせたかったんだ。」

「それだけじゃないでしょ。

 学生時代やってたのね。」

「うん。」

「で、この間の彼女も・・・」

「まあ。でも、その話はもうしないで。」

ふふーん。わかった。

「愛さんは、スポーツしなかったの?」

「見たでしょ。

 音痴なんだから。」

「オンチ?もう少しやろうか。」
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