セカンド・サラン~年下君に恋して~
ジョンフンがうちに来た。

ワインを持って。

二次会で、みんなに配られたらしい。

「愛。」この間から、この呼び方になって、

なんだかくすぐったい。

「りこ。すっごく立派なダンナだった。」

「負けた?」

「そうだな。」

「ごめん、意地悪な言い方して。ほんとは、

 私、ほっとしてるんだ。」

そう言って、ジョンフンに抱きついた。

彼は黙って、髪を撫でてくれた。

「あの。」

「・・・」

「ほら。」

両手を開いて、爪をみせるように出した。

「わかんないの?鈍感!」

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