セカンド・サラン~年下君に恋して~
私は、ふだん約束の時間に遅れることは、

まずしない。

でも、今日は、なんとなく彼を待たせたい気分だった。

10分遅れくらいで約束の場所に行くと、

待ち合わせの人ばかり。

なんで、こんなとこ指定したんだろ。

ちょっと、イラッとするくらい、人であふれていた。

しばらくすると、

私を見るなり、笑顔で手を振る彼がいた。

この笑顔で、どんなことも許されてきたんじゃないかしら。

そんな魅力をもっていた。


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