セカンド・サラン~年下君に恋して~
彼は、目を閉じたまま、私の体全体をすっぽり包むように、抱きしめていた。

彼が中にいて、私に強く突き進んでいる時より、

ずっと心地よく、安心して、このまま眠れたら…

今までの不眠症など、どこかに消えてくれるんじゃないかと、思えた。

でも、目を開けて彼の美しいまつ毛や、

すっと整った鼻梁。女の子のようなかわいらしい唇を見ているのも、

幸せだった。
< 74 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop