セカンド・サラン~年下君に恋して~
10章 タクミとジョンフン
ジョンフンがうちに来るようになって、

タクミとの写真は、さすがに引き出しにしまった。

ジョンフンのうちに行くと、

私といっしょの写真が飾ってあって、

なんだか、照れくさかった。

そのことを彼に言うと、

「え?これって普通じゃない?」

「そ、そう?私はなんだか写真の自分って、

 あんまり好きじゃない。」

「愛さんは、自分のこと好きじゃなさすぎるんだよ。

 もっと、自信を持っていいと思うよ。」

「ええ?」

なんだか、そんなところまでジョンフンに見透かされているのが、

うれしいような、ちょっとこわいような、

不思議な気持ちだった。

私は、ジョンフンのことどこまで知っているんだろう?

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