セカンド・サラン~年下君に恋して~
「はずれなくて・・・」

「はずせないんだろ?」

痛いところをつかれた。

「わかってるなら何で聞くの?」

「だって、僕たち・・・」

「わかった。今、はずす!」

ちょっと意地になっていた。

確かに、ジョンフンと半年以上つきあいながら、

結婚指輪をしたままの私。

自分でもずるくない?と。

「は、はずれない。」

「みせてみ?ほら、力入れてるから。」

ジョンフンが指輪を回しながらはずそうとした。

「痛い!」

タクミ!ごめん!痛かった?

まだ、ダメなの?

涙が出てきた。
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