セカンド・サラン~年下君に恋して~
送別会の終わったあと、

ジョンフンは、遅い時間にわたしのうちに来た。

「愛さん。僕、やっぱり本気だから。」

ジョンフンは酔ってはいなかった。

ポケットから箱を出して、開けると指輪が入っていた。

「僕の指輪してくれる?」

「でも・・・」

「いいから。右手出して。」

右手の薬指にジョンフンはかわいらしいデザインの指輪をしてくれた。

「これだったらいいでしょ?」

「うん。」

私は、彼の本当のやさしさにまたうるうるきてしまった。
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