セカンド・サラン~年下君に恋して~
「ジョンフン、本店勤務になったら、引っ越すの?」

「どうしようか迷ってるんだ。通えないこともないし。」

「ちょっと遠いよね。」

「うん。でも愛さんと遠くなる。」

「ジョンフンてば・・・」

もう、彼の胸のなかに飛び込んでいた。

「ねえ、ってことは、韓国には帰らないのね。」

「うん。実家の仕事、うまくいかなくなっちゃったんだ。」

「え!」

彼から離れ、顔を見た。

さびしそうな、なんともいえない表情だった。

「ご両親、大丈夫なの?」

「うん。まだ、これからどうなるか、よくわからないんだ。

 だから、僕がこっちでしっかりしなきゃと思って。

 所長にも、話しを聞いてもらってたんだ。」

「そうだったの・・・」


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