セカンド・サラン~年下君に恋して~
当日。

「愛!どないしたん?その服。

 てか、めっちゃ足出てるし。」

「あ、やっぱおかしい?」

「せやなくて、あまりのイメチェンに、びっくりしたわ…

 あんた足、きれいやったんね。

 初めて見た気ーするわ。」

「そんなことないって。

 でも、学生時代以来かな?

 エリに言ってなかったっけ?」

「?」

「私、彼氏できてん。」

「そやの?で、それ彼の趣味?」

「そういう訳やないけど、年下なんや。」

「うそ!信じられへんわ。でも、

 愛、昔は落ち着き過ぎてたかもね…」

「うん。自分でもそう思う。タクミは、ファッションに疎かったし。」

「みんなも驚くと思うよ。」

「未亡人が、身を持ち崩したと思われるやろか?」

「ははは!

 その元気があったら、大丈夫や。」

「どんな人なん?」

「韓国の人。かっこよくて、びっくりするでー。」

「韓国!?ほんま?会わして!

 タクミ君、妬いてない?」

「うーん。よーわからん。結婚指輪!ばずれへんのよ。」

「はー。それは彼氏も大変やわ。」

「で、こっちにくれた。」

右手を見せる。

「すごいやん!あんた、ほんま変わったわ。」

「でも、悩んでんねんよ。」

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