セカンド・サラン~年下君に恋して~
思ったより、けっこう多くの人が来ていた。

大野くんは、相変わらず人気者で、エリも近づきにくそうだった。

それが、私のところにやって来たのだ。

「佐伯(私の旧姓)お前、大変やったな。

 でも元気そうで、よかったよ。」

「うん。ありがと。エリのおかげで出席する気になったんだ。」

エリは、ただニコニコしている。

「二次会もあるんやけど。」

「エリ、どうする?」

一応、聞いてみた。

「ん?行ってもいいけど。」

「じゃ、来いよな。」

「大野くん、昔と変わってへんなぁ。あれで妻子もちやなかったら…」

エリが、うれしいやら、悲しいやら、ぶつぶつ言ってる。


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