セカンド・サラン~年下君に恋して~
あれこれ考えながら、30分以上はたっただろうか。

ジョンフンが、帰って来た。

女の子とともに。

今時のカラーリングした髪に

ゆるふわのパーマ。

来ているものも高そうなブランドものだ。

笑いあってる二人。かなり親しそう…

私の知らないジョンフンの顔がそこにあった。

「ジョンフン…」

「あ、愛さん。」

彼女は、きょとんとしている。

「大学院の時一緒だった、藤森りこさん。」

「こちら、同じ会社の水木愛さん。」

お互い頭を下げた。

ジョンフンは、動揺したまま、次の言葉が出ない。

どっちを部屋に通すの?

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