「あぁおいしかった」
「それは良かった」

にこりと微笑む委員長

「じゃぁ映画でも見に行こうか」

財布を取り出しながらそう言った委員長

「…ゴメン。委員長、この後行かなきゃいけないとこあるからさ、ここでバイバイなんだ…」
「じゃぁ…駅まで一緒に行こうよ」
「…うん」






駅に着いて時計の下まで戻ってきた

「今日はありがとう」
「いぇいぇ、僕も楽しかったから」
「じゃぁ…バイバイ」
「うん」

このときはまだ、委員長が妖しげな笑みをしてることに気づかなかった


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