そしていつも通り家まで送っていってくれた啓太



「じゃ、また明日」
「う。ありがとう」




家に入るとママがリビングでクッキーを食べていた

「あら、おかえり」
「ただいま」

優しいママの声に落ち着く心


「手洗ってらっしゃい。クッキー食べよう」
「ママ、“手洗ってらっしゃい”って幼稚園児じゃないんだから」
「それもそうね」

2人でクスクスと笑ったあと手を洗って
リビングへ向かった




7時になりパパが帰って来た

「会社の休憩所で啓太君のパパに会った」
「同じ会社だったんだね」

他愛もない話をしながら
3人でのんびりと夕飯を食べた


夕飯もお風呂も済ませ、
時刻は夜の9時




携帯が私の部屋で鳴り響いた


~♪


「誰?」

画面を見ると知らないアドレスだった

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