「じゃぁ席は…香川君の隣かな…あの空いてる席ね」
「はい」



カタッと席に座ったときふわりとシャンプーの香りが鼻を抜けた




チラッと横目で見ると目があってしまった



なぜかドキドキしてる


「よろしく…ね?」
「あぁ」


知的なメガネかけて
艶やかな髪
シャープな輪郭
整った顔立ち

コイツモテんだろうな…



「なぁ、『真香』でいい?」
「あ、…ぁぁうん」
「俺、香川 啓太。『啓太』でいいから」
「うん」
「…もしかして、緊張してる?」
「うん///」

それもそうだ転校して来たばかりだ



なんで…
いつもなら女子に興味なんかないのに
なんでこんなに気になってしまうんだろう…
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