虹
お風呂を入ってから
昼間聞いた嘘のような話を両親に話した
そしたら、『ついに真香も知るときがきたか』
と言って、真実を教えてくれた
あまりにも凄い衝撃で
放心状態だった
気づけば、窓からさしてくる光は朝日になっていた
学校に行き、図書室に行った
「え…」
図書室のカウンターに啓太が座っていた
「おはよ」
啓太がこちらに振り向いて近づいてきた
「あ…おはよ」
「今日早いね」
「あっうん」
ピトッ
「ひゃぁっ」
頬に冷たいなにかがあてがわられた
「カルピス。あげる」
「あ、ありがとう」
冷たいカルピスが喉を通り抜ける
「落ち着いた?」
「あ…うん」
走って来たの気づかれてたのか…