虹
髪を触って見ると
「触んないで」
…あれ
…みんなは嬉しがるのになんで?
「チャラい」
…さっきまで顔を赤くしてた真香だよな
あれ?
「真香?」
「なに」
「怒ってる?」
「別に」
………いゃ、確実に怒ってるよね?
絶対怒ってるよね!
肩が小刻みに揺れてる
「?」
「啓太、なんで髪触ってきたの?」
「いや、…なんかサラサラしてて、触りたかったから…」
「ふ~ん…」
「真香?」
「もう笑いこらえれない…」
小さな声が聞こえた
「笑いが…こらえれない…?真香てめぇ俺の反応見て遊んでたのか!?」
「だって…啓太、ヤンキーに見えるけど喋ってみると可愛いんだもん…」
「なっ!!///」
「笑いこらえるの辛いんだから…プッ(笑)」
「…真香、言っとくけど、俺結構ドSだよ?(妖笑)」
「へ~…」
「信じてねぇだろ」
「さぁ?」
「じゃぁ、試してみるか?」
「…いや、遠慮します」
「遠慮なんかしなくていいよ」
「いゃいゃいゃいゃ!!!!!」
いじりがいのあるコが転校して来ました