「あら、もう時間だわっ!真香、啓太君、学校遅刻しないように行きなさい」
「はい」
「行ってくる」









「あ~恥ずかしかった…///」
「何が?」
「…啓太が“付き合ってる”って言うから…///」
「だって真香があんな事すっから…」
「~///だって早く会いたかったんだもん///」
「///そんな可愛い事言うなよ…」



俺の横を歩く真香
髪が風で揺れ、シャンプーの香りが鼻をくすぐる



甘い香りだな…



「…手繋いでいい?」

真香が恥ずかしそうに
小声で言ってきた

自然となる上目遣い

少しは自覚してほしい…
ただでさえ可愛いのに…

俺はギュッと真香の手を握った

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