ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~






「泣いて泣いてスッキリした」





うちに泊まりに来た亜沙子は、涙が枯れる程泣いた。




私も泣いた。






学校を辞めなきゃいけなくなるかもしれない状況の中で、小早川の選んだ道は正しいのかもしれない。




だけど、それを受け入れられる程、私達は大人じゃない。






「小早川先生は、これで学校に戻れるはず」



「そうだね。でも、納得いかないよ」



「小早川先生も辛いはずだから」



「それはそうだけど。今、一番辛いのは亜沙子だよ。そばにいて欲しいって思うのに」






学校辞めてもいいから亜沙子のそばにいる、なんて無理なのはわかってる。



ドラマじゃないんだから。





将来的に結婚とか考えたら、ちゃんと教師を続けてもらわなきゃ困るし。





でもさ。


でもさ。


今、一緒にいるべきなんじゃないの?




それとも、今だけは我慢するべきなのかな。






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