ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~
「山田のこと、心配だよ」
放課後、優雅に相談した。
「今はどうしようもないな」
優雅は、山田のいないサッカー部の練習風景を眺めながら静かに言った。
「受験もあるし、最後の1年なのに」
「そうだな。また昔みたいに一緒に遊べるといいんだけど」
「無理なのかな」
山田の笑顔は最近見ていない。
「大丈夫だよ。友情ってそんなにもろくないよ」
優雅の一言で少し心が落ち着いた。
そうだ。
友情は、もろくない。
いつか私達を必要としてくれる日が来る。
その時に受け止めてあげよう。