ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~





それから数日後、山田に呼び出された。



久しぶりの山田との会話に緊張してしまう。





「佐藤、俺ってそんなに魅力ない?」



いきなりそんな質問をされても困る。



山田に魅力がないとは思わないけど、私は好きにならないタイプだし。





「山田、モテてるじゃん」




「そういうんじゃないんだよ。誰も本気で好きになってくれない気がする」





サッカー部のジャージを着ていたので安心した。



このまま部活を辞めてしまうんじゃないかと心配だったから。






「付き合おうって言われたんだ。ある子から。俺はまだ好きじゃない。でも、ユッキーを忘れるにはいいのかなと思った」





「だめ!!絶対にだめ!!」





山田は、お腹を抱えて笑い出した。





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