ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~
その場から離れるべきなのか、声をかけるべきなのか、悩んでいる間にふたりは歩き始めた。
私は動けないまま、しばらくその場に立ち尽くしていた。
いろんな妄想が駆け巡り、頭の中がパンクしそうだった。
「何?今の」
声に出してみる。
頭の中にいる悪魔が囁く。
“あのふたり、いつの間にか急接近したんだよ”
“陽菜が知らないうちに付き合ってるんだよ”
“ユッキーはやっぱり王子が好きなんだよ”