ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~
俺は、役所の非常階段に出て、陽菜の高校を眺めた。
ここで、出会った。
出会ったというか、陽菜が俺を見つけてくれた。
この場所でタバコを吸ってる俺をずっと見ていた。
昼休みの高校は賑やかそうで、見ているだけで顔がほころぶ。
声が聞こえるわけじゃないのに、みんなの楽しそうな笑い声が聞こえてくるようだった。
陽菜。
お前は今、どこにいる?
と、その時、陽菜からの電話が鳴った。
「もしもし」