ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~
「やっぱり、あんたか」
へ?
へへへ?
何?
王子、ユッキーに何を言い出すの?
「あんた、俺のこと知ってるよな?初めましてじゃねぇよな?」
強い口調の王子。
私も亜沙子も何のことだかわからずに、顔を見合わせた。
王子は、厳しい顔をしていた。
「どうして、陽菜達に近付いた?」
一歩ユッキーに近付いた王子。
ユッキーは下を向いたまま、何も言わなかった。
「陽菜と亜沙子ちゃんのこと、友達だと思ってんだったら、自分で説明しろよ」
ユッキーは、黙ったまま、唇を噛んでいた。
どうして王子がユッキーを知っているんだろう。
でも、口を挟める雰囲気じゃなかった。
何があったんだろう。
「友達じゃないもんっ!!!」
ユッキーは、そう言って・・・・・・
その場を立ち去った。
友達じゃない、か・・・・・・
そっか。
そうなんだ・・・・・・
一体、王子とユッキーの間に何があったというんだろう。