桜花火



川谷が、

墓地で見かけた女の子が、
何気なく出逢った一人だったのなら。






特にこんな事も考えない、
ただの一少女だったのだろう。










けど、 何だか違ったから。








あそこで言葉を交わしたあの日は、

「 あほな子やなあ 」 と、

関西人の俺にとっては
ツッコミやすい子やと思った。



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