もう一度、君に・・・
他愛もない会話をしているうちに、
あたしの家に着いてしまった。

なんかこの人のおかげで、
すごく気が楽になった。
この人に声をかけられてよかった。



「あたしの家、ここなんで。
失礼します。あの、
今日はありがとうございました。」

男は、小さな声で

「ここ・・・?な、んだ・・・」 

「え? なんか言いました?」

男は考え込んでいる様子だった。

「いえ。何でもないです。
こちらこそ、楽しかったです。
頑張ってください。
あ! ちょっと待って。」

そういって、
バッグからメモとペンを取り出し
なにかを書いている。




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