もう一度、君に・・・
思わず叫んでしまった。だって・・・

「おー。坂口、どうした?」

鳴海先生が話しかけてくる。
けど、そんなの無視。

だって、昨日会った悠灯さんに似てる。
もう、似てるっていう次元じゃない。
同じ顔。

「まあ、いいや。中川の席は・・・ 
おー丁度良い。坂口の後ろだ」

「はい」

声まで一緒だ。どういう関係!?
もしかして、双子!?
いや名字が違う。
悠灯さんは森下だったはず。こっちは中川だ。

中川契登はあたしの後ろに座った。
だから、挨拶しようと思って、

「はじめまして。あたしは坂口陽花です。よろしく。」

「・・・・・・」

え!?まさかの無視。
顔も声も似てるけど、性格、全然似てない!!


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