FORTUNE~フォーチュンシリーズPAGE1
緋色に染まった夢幻球が、6人を取り囲んだ。
あの時と一緒だ。最初にファリアが攻め込んできた時と。
幻惑の世界に落とされる──。
「さあ、おやすみ。良い夢を……」
妖しく微笑むファリアの声が、次第に遠くなっていく。
駄目だ、落ちるな、と思いながらも、遠ざかっていく意識をどうすることも出来なかった……。
あの時と一緒だ。最初にファリアが攻め込んできた時と。
幻惑の世界に落とされる──。
「さあ、おやすみ。良い夢を……」
妖しく微笑むファリアの声が、次第に遠くなっていく。
駄目だ、落ちるな、と思いながらも、遠ざかっていく意識をどうすることも出来なかった……。