FORTUNE~フォーチュンシリーズPAGE1
「その神様たちが、どうして夢の中に出てくるのよ」
「先日紅葉が言っていた“前世”だと思うのだが」
「まさか……。いくらなんでも神様が前世だなんて」
「有り得ないと言い切れるか?」
「……出来ないけど」
「はあー、不思議だよなあ…」
呑気な発言とも取れる蓮の台詞であったが、それ以上の言葉では今の心境を表せなかった。
現実には有り得ない事が起きている。ならば、やはり何らかの理由があるのだろう。
「もうあたしたちだけじゃ収拾がつかないわ。7人全員集めて、夢の中で何が起きたのか話し合ってみましょう」
「うむ、その方が良いな」
意見がまとまったところで、3人はまず自分達が知っていることを全て、ノートに書き出してみることにした。
天帝のもとへと急いでいたティージェ、ラディウス、シーファーの3人は、城内が激しく揺れたのを感じ、足を止めた。
「なんだ今のは!?」
ラディウスは辺りを見渡す。そうしているうちにも、また激しく城内が揺れた。遠くの方で爆発音も響いた。
全身に悪寒が走る。今までに感じたことのない巨大な、邪悪なものが渦巻いている。
「先日紅葉が言っていた“前世”だと思うのだが」
「まさか……。いくらなんでも神様が前世だなんて」
「有り得ないと言い切れるか?」
「……出来ないけど」
「はあー、不思議だよなあ…」
呑気な発言とも取れる蓮の台詞であったが、それ以上の言葉では今の心境を表せなかった。
現実には有り得ない事が起きている。ならば、やはり何らかの理由があるのだろう。
「もうあたしたちだけじゃ収拾がつかないわ。7人全員集めて、夢の中で何が起きたのか話し合ってみましょう」
「うむ、その方が良いな」
意見がまとまったところで、3人はまず自分達が知っていることを全て、ノートに書き出してみることにした。
天帝のもとへと急いでいたティージェ、ラディウス、シーファーの3人は、城内が激しく揺れたのを感じ、足を止めた。
「なんだ今のは!?」
ラディウスは辺りを見渡す。そうしているうちにも、また激しく城内が揺れた。遠くの方で爆発音も響いた。
全身に悪寒が走る。今までに感じたことのない巨大な、邪悪なものが渦巻いている。