やさしい手を僕に下さい
 大きな衝撃が僕たちを襲った。

小さな男の子が僕の前で倒れた

僕はその子を抱えようとして…

その時 僕らの目の前に

車が…

「わぁー!!」

僕は悲鳴を上げた。

記憶がよみがえり

「幸也は!?」

父は首を振った。

・・・・・・・

「母さん!幸也は!!」

母も首を振るだけだった。

幸也は死んだ。

僕の目の前で…
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