やさしい手を僕に下さい
 頭が痛い…

笑い声なんて聞きたくない。

1番端の病室の前

女の子が眠っている

おばあさんの前に座っている。

何も話さず

ただ座っていた。

その子は何時間もそうして座って

夜、その子は黙って帰って行った。

毎日 毎日 それは繰り返された。


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