やさしい手を僕に下さい
おじさんはうつむいたまま
うなずいていた。
車いすに乗れるほど元気なら
良いじゃないか…
「彼は…
しゃべる事も
食べる事も
立ち上がる事も
何も自分じゃできない…」
うなずいていた。
車いすに乗れるほど元気なら
良いじゃないか…
「彼は…
しゃべる事も
食べる事も
立ち上がる事も
何も自分じゃできない…」