やさしい手を僕に下さい
 「島谷さん?」

振り向くと

あの時吐いていた

男の人がいました。

「あの…ハンカチ…

あ…あの…」

彼は少し笑った。

「もう、大丈夫ですか?」

彼はうなずいていた。







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