やさしい手を僕に下さい
 午後になり

おばあちゃんは少しだけ

熱も下がった。

私は 売店へ向かった。

いつもの様にジュースを1本

これが私のお昼ご飯…

おばあちゃんは点滴だけだから

大好きなあんパンも

大好きなおまんじゅうも

おばあちゃんは食べてない。

これが 私の精一杯の出来る事

あの日に帰りたい

あの日に…。




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