平凡太~ヘイボンタ~の恋
「一華先輩?」


「あ、平太くん、おハヨ」


「おはようございます」


「フフッ。今日も朝早いんだね?」


「その方が電車も少し楽ですから」


「うん。ちょっと待っててね?今、コーヒーいれるから」


「ども」


手早くコーヒーの支度をする一華先輩の手の小ささに、いつかその手を握れたら…なんて、考えるけど。


ボクみたいな“平凡太”には、夢のまた夢。
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