平凡太~ヘイボンタ~の恋
「ねっ?平太せぇんぱいっ♪」


「あ、うん…。そうだ、ね…」


「あの、あたし」


「何ですかぁ?一華先輩?」


「バス停、あっちだから。あたしは、ここで」


「じゃあ、ボクも」


離れようとすると、辻野さんがボクの手を引いた。


それを見た一華先輩は、


「平太くん、後で電話で、ね?」


この場を立ち去ろうとする。
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