平凡太~ヘイボンタ~の恋
食事を終えると、ボクが茶碗洗い。


一華先輩には詞音ちゃんを見てもらいたかったから。


おでこに冷えピタ貼って、薬を飲ませてベッドで絵本読み。


ボクじゃ、とうていそこまでできる自信はないから。


母親って強いな…。


昨日あんなに取り乱してたのに、一華先輩は強く優しく詞音ちゃんを守る。


ボクが本当の父親だったら…。


同じ想いを抱けたか、な…。
< 62 / 164 >

この作品をシェア

pagetop